2枚落ちの指し方 パート2

2枚落ちの勝ち方に付け加えたい事が出来、パート2を作りました。

上手55歩です。

 A図

◀で戻ったり進めたり出来ます。

上手55歩です。

これは、定石を知っている下手に上手が力戦に持ち込もうとする作戦です。55歩がただなので、同角と取れますが、そこで54銀とし、45の歩を取って力戦にしようとしています。B図

下手48飛車とまわります。

55歩を取る指し方もありますが、上手ごまかす手がくるので、わかりやすく勝ちたいので、まずは45の歩を守る48飛車とします。

すると上手は、今度は55の歩が取られてしまうので、54銀か64銀と上がります。

しかし、55の歩は伸びすぎというやつで、普通は位を守れたりするのですが、2枚落ちのハンデ戦で、下手には上手にはない角があるので、絶対に取られる運命にあります。54銀でも、64銀でも、指し方は同じで、右の銀と左の銀で55の地点に数を足していきます。

 C図

下手、右の銀で55の地点を狙うのですが、38銀、36歩、37銀、46銀の手順で狙っていきます。上手守るのなら、金か銀を繰り出してくるので、まずは右の金からの指し方です。

下手右の銀を46まで設置したら、次は左の銀です。

上手このころには、額に汗をにじませて、55歩をついたことに後悔をしはじめますが、もう遅く左の銀が66まで到達します。

D図

大成功の例をあげます。

55の地点で、銀2枚と金銀歩の交換をし、71銀から、73角成を目指します。上手64銀とその筋を消してきますが、75歩とつけば、再びその筋が出て来ます。

75歩に対して、銀で取ると71銀の筋が生まれます。

同歩、74歩、65桂が上手の反撃ですが、ここは丁寧に受けます。

E図

65桂馬に対し、66銀と丁寧に受けます。上手は57の地点をこじあけるために56歩と指してきますが、堂々と取って、57銀に47飛車と浮き、57の地点に利かしながら受けます。そうすると上手の目にうっすら涙が浮かびます。55歩なんてつかなきゃよかったのにと

B図まで戻ります。

64銀と指してきた場合

F図

銀の46に上がるルートが変わります。45の歩が銀で取られる心配がないので、47銀、46銀と上がります。

G図

同じように攻めます。相手の銀が遅れている分、35角の王手が強烈になります。

またB図に戻ります。

上手が、攻める姿勢を見せず、低く来た場合は、交換して、下手もゆっくり行きます。

H図

H図のように、3筋を伸ばして行けば、自然とよくなります。

受けは、58金と上がっておけばかなりしっかりしています。

I図

銀の進出を阻む、65金と来た場合

J図

攻め合って勝てると思います。金がいないと下手の猛攻は受けれないのです。上手の攻めは金一枚なので、ちょっと受ければ大丈夫です。

上手の駒が、3段目に来るときは非常に怖いですが、と金でなければ、それほど怖くありません。J図のように途中金が欲しい時は、盤上に探して、積極的に取りに行きましょう。

それでは、55歩に対しての指し方を終わりにします。なにか困る上手の戦法がありましたら教えてください。

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