金という駒は、前3方向に利いていますが、後ろには真後ろ1方向にしか利いていません。
つまり、「前には強く、後ろには弱い」、「前に出すぎると後戻りできない」といった特徴があることから、基本、後ろのほうにポジションを取るとその良さを発揮する守備の駒とされています。
逆に言えば、相手の金は斜め前につり出すことで、その能力を半減させることができます。
図から、▲7五歩 △同歩 ▲7四歩
△7四同金
と誘い出すことで、5筋の守りを弱くすることが出来ます。こういった手順を組み合わせて攻めを考えると、固そうな相手の守備でも攻略できることがあります。
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