飛車が手に入ると、すぐに敵陣に打ち込みたくなります。確かに、それが基本ではありますが、時に、自陣に飛車を打ち、相手の狙いを封じつつ、打った飛車を司令塔にして攻めを組み立てるのが好判断になることがあります。
典型は、向かい飛車で飛車交換になった直後。
ここで▲2二飛と打ちたくなりますが、後手も△2八飛と打ち返してくることが考えられ、これは先手、面白くありません。
そこで…
▲2八飛と自陣に打つのがいい手になります。
以下、△2三歩には▲2二歩。
△2三飛が最強の応手ですが、▲4六歩と突いておいて、後手の飛車角がやや重いので、先手が指しやすいでしょう。
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