＜第1問＞
香車をどこに打つのが最も効果的な攻めでしょう？
正解は▲１九香。
次に▲１一飛成の詰めろですが、後手にはいい受けがありません（△２四銀くらい）。
香車といえば、「数の攻め」によく登場する駒で、その場合は飛車の上に打ったりもしますが、
ここでは、飛車の下に打つ手が正解。
△３一玉には▲１一飛成、△３一金には▲１二飛成があるので、後手はしびれています。
「下段の香」が「縁の下の力持ち」のような役割をしていますね。
＜第2問＞
横浜やんけ将棋道場師範・瀬川晶司六段の実戦譜から。ヒントがなければ難しいかもしれませんが…
後手の猛攻を凌ぐ、反撃性のある受け▲７九香が正解。
△７八桂成なら▲同香とした手が「王手」になるので、攻守が入れ替わります。
「下段の香」は、攻防の好手になることが多く、「流れを変える一打」になることがよくあります。
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