敵の打ちたいところへ打て [将棋格言]

相手が「ここに打ちたい」というマス目に、「先にこちらから打ってしまえ」という、いじわるな格言が「敵の打ちたいところへ打て」。

第7期(2022)叡王戦五番勝負第3局。7二にいた飛車が7五に逃げたところ。

後手の番なら△7六歩と打つところですが、先手の番。

藤井叡王はここで、▲7六歩と打ちましたね。

まさに「敵の打ちたいところへ打て」でした。

以下、△同飛 ▲8七銀 △7一飛 ▲7二銀

…と難解な中盤戦が続きましたが、最後は藤井叡王が激戦を制して叡王を防衛しました。

将棋は相手の手も読んで、組み立てていくゲームです。いろいろ勝ち方はありますが、相手の手をつぶしていくのも有効な手段です。相手の狙いをよく考えながら指すようにすると、受けが強くなります。

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